おはこんこん、Iです。
金縛りに愛されている人がいるとしたら、それはきっと私のことです。
金縛りってストレスが溜まっている時や疲れている時になりやすいはずですが、私の場合はそんなことは関係なくいつでもやってきます。
高校生の時に初めての金縛りを経験してからというもの、定期的に金縛りに遭っています。
それだけ体験していれば普通って慣れられると思うじゃないですか。
それが全く慣れず、毎回ご丁寧にビビって差し上げています。
今回の投稿では、私が体験した金縛りの中でも選りすぐりのものをご紹介したいと思います。
ちょうど外も暑くなってきたことですし、肝を冷やすお手伝いになれば光栄です。
恐怖の成仏にどうぞお付き合いください。
Iの金縛り2選!
【最恐の金縛り】
私が今までで1番恐怖を感じた金縛りは、ずばり高校生の時に体験した初めての金縛りです。
その日私は幸せな夢を見ていたんです。
旦那さんがいて私たちの子供であろう赤ちゃんもいて、それはそれは温かい家庭を築いている夢です。
私は夢の中で仰向けに寝そべっており、お腹の上には赤ちゃんが乗って笑っていました。
すると突然、赤ちゃんが私の首を絞めてきたんです。
そしてそれを堺に現実に戻っていくのですが、同時に赤ちゃんの姿が悪魔のように黒くなっていきました。
完全に夢から覚めた後も、お腹の上に乗った悪魔はニタニタ笑いながら強い力で私の首を絞めてきました。
抵抗しようにも体はピクリとも動きません。
私は動けない恐怖と息苦しさを感じながらも、「金縛りは心霊現象じゃないから落ち着けば大丈夫。」と必死に自分に言い聞かせていました。
しばらくすると、金縛りは解けて悪魔も視界からスーッと消えていきました。
そこで初めて自分の状況に気が付きました。
なんと寝る前に身体にかけていたはずのブランケットが、ズレてマフラーのように首だけにかかっていたのです。

ちょうどこんな感じです。
そりゃ苦しいですわ。
オチが分かれば全然最恐なんかじゃありませんね、やれやれ。
拍子抜けエピソード、失礼いたしました。
【終わらない金縛り】
そういえば最近、同じシチュエーションの金縛りに何度も遭うんです。
特に深夜2、3時や昼寝の最中になるのですが、身体が硬直すると同時に目が覚めるんです。
その時、直感的に『目を開けていてはいけない』と感じ、目を閉じて金縛りが解けるのを待ちます。
しかし、不思議なことに何らかの力が瞼を開かせようとしてくるのです。
とは言え、こちらも負けていられないので、瞼にこれでもかと力を入れて全力で閉じにかかります。
恐らくその時の私の顔は、芸人のピスタチオさんみたいになっていることでしょう。
周りから見たら、さぞ滑稽ですね。
そんな格闘をしているうちに何らかの力は瞼ではなく、私の身体を引っ張るようになります。
私をベッドから引きずり下ろしてどこかに連れて行くのです。
恐る恐る目を開けてみると、知らない家の廊下を引きずられています。
誰に引きずられているのかが分からず、何らかの力に引きずられていると表現するしかありません。
と、ここで急に目が覚め、何事もなかったかのようにベッドの上で横たわっています。
そうです、夢オチです。
本当に知らない家まで引きずられていたら道で通報されています。
というか、私の洋服がびんぼっちゃまスタイルになってしまいます。
とは言え、最初の金縛りの感覚はとてもリアルなため、恐らく金縛りは現実でなっています。
ん?ちょっと待ってください。
つまり私は、金縛りになっているにも関わらず睡眠を再開しているってことですよね、、。
『睡眠欲の圧倒的勝利』
脳のバカヤロウ
さて、怖そうなタイトルとは裏腹になんとも気の抜けるような金縛り体験を2つご紹介しました。
それにしても金縛りって不思議ですよね。
というのも金縛りは、脳は覚醒しているけれど体は休んでいるレム睡眠中に起こるものです。
そのため、金縛りは心霊現象でもなんでもなく、人間として自然な現象ということになります。
それにもかかわらず、金縛りになった時に私のように怖い思いをする人が一定数います。
恐らく動けないという状況も相まって、脳が勝手に怖いものを補完しているのでしょう。
完全にありがた迷惑ですよね。
どうせならハッピーなものを見せて欲しいものです。
身動きが取れなくなるほどイケメンに強く抱きしめられるシーンなら、いつでもお待ちしております。
なんて願いが届くはずもなく、きっとこれからも金縛りで怖い思いをすることには変わりないと思います。
それなら私は、これからも全力でビビりながら恐怖に対抗して差し上げようと思います。
もしあなたにも金縛りが訪れたら、この投稿を思い出して全力で恐怖に対抗してくださいね。
もしかしたら、今日がその日かも。
またどこかであなたとのこ゚縁がありますように。